生徒数が少ないのになぜ生徒を集めなくても良いと感じるのか?
これから書く内容は一部は私自身のことを書くかもしれません。
生徒数が少ないのになぜ生徒を集めなくても良いと感じるのか?

これまで色々と見聞きして驚いたのは
「旅行に行けなくなるから生徒は増やしたくない」という理由です。
『先生』と呼ばれることへ快感を覚えてしまった方による生徒募集したくない理由です。
他にも同様な方では
『先生』と扱ってもらえるだけで十分という方もいるようです。

 いやぁ・・・本当にびっくりします。
ピアノの先生と呼ばれるだけで社会的な立場を得られて満足しているケースとも言えるでしょう。
結婚している方でご主人の収入だけでやっていけるならば
先生として活躍しなくとも趣味でピアノを続けるだけのほうが幸せかもしれません。

他にも私のように
若い頃はもっと生徒数を抱えていたけれど
生活スタイルを見直した結果、もう少し自分の時間が欲しくなったというケースもあるでしょう。
20代、30代のうちはバリバリと働いて
40代以降は少しゆったりと働きたくなるケース・・・自己防衛的な発想ですみません。
ゆったりと働いているとはいえ
毎日きちんとレッスンがありますし、生徒も毎日通っています。
40代になるまでにかなり頑張ったと思うのですが
その影響でいろんな場所へ教室の評判が届いているのか
口コミで問い合わせをされるケースも後を絶ちません。

50代以降になればまた別のケースで仕事を減らさざるを得ません。
理由としては親の介護問題です。
若い世代にはあまり見られない理由です。
しかし現実問題として介護問題が挙がることがありますし
そういった理由から週の半分程度までレッスン数を抑える先生もいらっしゃいます。

様々な生徒募集をしないケースがありますが
『ピアノの先生として頑張りたくない』という
きちんと働けるのに働かない先生方がいらっしゃるとすれば
別の世界に活躍できる場所があるかもしれません。
先生業にこだわるよりもより自分が輝ける場所を知らないだけかもしれません。

一生懸命に指導に携わることができる先生が増えれば
ピアノ業界全体の底上げになるはずなのに・・・という気持ちでいっぱいです。